経営者になりたかったけど経営者に向いていなかった話

こんにちは。

今日は経営者について書いてみたいと思います。

 

私もタイで会社の立ち上げに参加させてもらって短い間ですが、現地法人の社長として活動させて頂いた期間があります。そんな経験で分かった経営者の向き不向きについて考えてみました。

 

将来、会社を立ち上げて経営者になろうか?、フリーランスでやって行こうか?

そんなことを考えている方への一つの参考材料になれば幸いです。

 

結論:自分は経営者に向いていなかった

私も以前は経営者への憧れがありました。

しかし実際に会社の社長として日々の業務を行っていくうちに自分には向いていないな。。そう思うようになりました。

 

経営者としての仕事は大きく分けて2つあると思います。

・社外に関係する仕事(営業活動、株主対応、広告宣伝活動)

・社内に関係する仕事(人事、従業員育成、経費管理)

私は圧倒的に社内に関係する仕事ができませんでした。。

社内に関係する仕事で重要なスキルがマネジメント能力です。

 

私はこのマネジメントが出来ない。。

というか好きじゃない。。ということにやってみて気付いたんですね。

マネジメント能力がない

タイの現地法人を立ち上げて私の就労ビザを取るために複数人のタイ人を現地採用する必要がありました。

そこで採用したのが、ドライバー、エンジニア、営業補佐、会計。

 

営業補佐をしてくれていたタイ人の女性は日本での生活経験も長かったのでこちらの事情も分かってくれ助かりました。

当時販売していたのは大型の食品工場で取り扱う加工機械なので故障やメンテナンスのためにサービスエンジニアが必要です。

 

私は営業がメインだったので故障やメンテナンスをしてくれる社員を雇う必要がありました。

そこでエンジニア1名の採用を検討します。

 

面接で色々質問するのですが、その時は調子の良い答えを言ってきます。

しかし実際採用して修理をさせると全然できない。。

 

やはり面接の時に安易に相手の言うことを信じてしまったのが悪かったと思います。

面接ではみんな自分のことは盛って話しますよね。。それを分かっていませんでした。

 

次に会計です。

会計には請求書の作成だったり領収書の整理をお願いしていました。

 

しかし彼女も入社してしばらくすると色々不平不満を言ってきます。

給料を上げろだのやる事が多すぎるだの。。

 

要は当時の私には

「人を採用する」

この意味を良くわかっていなかった気がします。

 

人を採用してすぐその人が戦力になる。

そのように都合よく考えていました。

 

しかし実際は社内で教育していく必要があります。

それを分かっていませんでした。

稼いでこないと会社がつぶれる

まだ会社を立ち上げて間もない時ですから会社にキャッシュはありません。

それを必死に営業で稼いでくる必要があります。

 

そんなわけで当時の私には社内業務に時間を取られている余裕はありませんでした。

家賃や人件費は固定費として毎月必ず会社から出ていきます。

 

一方物を販売して売上を計上しても実際に会社の口座に入金されるのは数か月後です。

毎月月末には家賃と従業員への給料の支払いで会社からまとまったお金が出ていきます。

 

安定的な収入が無い状況で安定的にお金は出ていく。。

私一人焦っていましたが、従業員はそんな私の気持ちを理解してくれることもありません。

 

経営者は孤独なんだ。。

 

ということに改めて気づきました。

そして同時に自分には

 

マネジメント能力が無い

 

ってことに気づくことができました。

 

「社内の人間を一つにまとめて同じ目標に向かわせる」

 

これができるかが経営者として成功できる一つの条件ではないでしょうか。

フリーランスという選択肢があった

そんな私はどうもフリーランスの方が向いていると分かりました。

フリーランスならば必要な資源は外注という形でまかなうことができます。

 

社内の煩雑な業務に時間を取られることもなく本業に集中できます。

 

もしアナタが将来経営者になりたいと考えているならば、

 

自分にはマネジメント能力があるのか?

 

そもそもマネジメント業務が自分は好きなのか?

 

そう自問自答してみてはいかがでしょうか?

では。