展示会のメリットが無くなった話

みなさん、こんにちは。

 

私の勤めているニューヨークの会社では毎年展示会を開いています。

 

しかし今年はコロナのせいで中止になりました。

 

今回は

 

そもそも展示会をすることの意味が近年は薄れてきているんじゃないか?

 

というお話をしたいと思います。

 

以前に勤めていた日本の会社でも毎年東京のビックサイトで開かれる展示会に出展していました。

 

私もその会社に入社してはじめて展示会というものを経験させてもらいました。

 

最初は新鮮で楽しかった記憶があります。

 

私が参加していた展示会では食品に関連する機械がずらっと展示されるんです。

 

直接メーカーが出店する場合もあれば商社が出店する場合もあります。

 

展示会の主な目的は

 

新規顧客の獲得

 

展示会に参加することで新規獲得件数が一定数あれば展示会に参加する意味がありますよね。

 

しかし近年、展示会で新規の獲得件数は減少傾向にあります。

 

実は展示会に来てくれるお客様のほとんどは既存客です。

 

なぜこんなことになっているかというと

 

昔⇒情報が少なかった⇒情報が集まる展示会に新しい顧客が集まっていた

 

今⇒だれでも情報を集められる⇒わざわざ展示会に行く必要がない

そんな構図になっています。

 

私はタイ、中国の展示会にも出展した経験がありますがこちらも同じ現象が起こっています。

 

今の時代は個人での情報収集力が飛躍的に上がりました。

 

結果的に情報が集約された場所に足を運ぶ必要もなくなったんですね。

 

グーグルで検索すれば自分の欲しい機械を作っている企業を簡単に探し当てることができます。

 

またyoutubeで各企業が企業紹介の動画を上げていることも珍しくありません。

 

もう一つ新規獲得件数が減っている理由があります。

 

それは

 

毎年変化がない

 

私も展示会に参加させてもらった初年度は刺激的でしたが、何年も参加して気付いたのは

 

ほとんどの参加企業の出展内容が毎年同じ。。。

 

去年には無かった目新しい技術や機械なんてほとんどありません。

 

これぜんぜん行く意味ないですよね。。

 

じゃあそんな意味のないものに無駄に金をかけているんだったらやめればいいじゃない、って思いますよね。

 

でもどの企業もそんな費用対効果の少なくなった毎年恒例の行事に数百万円の出展料を払って参加し続けています。

 

その理由は二点あります。

・社員が出張ができる

・出店を取りやめると企業イメージの悪化が懸念される

社員が出張できるの意味は。。

 

私の会社は大阪にありましたから展示会の時は東京に出張です。

 

東京には東京支店がすでにありますから普段東京まで仕事で出かけることはほとんどありません。

 

そんな社員にとって展示会で東京に行くって楽しいんです。

 

海外の展示会でも同じです。

 

展示会は早めに切り上げて後は遊ぶことを考えています笑

 

出張の名目として展示会って都合がいいんです。

 

現在の展示会は大人の遠足ですね。

 

そんな理由から社内から「展示会への出店をやめよう!」なんて声は上がりません。

 

自ら年に数回しかない楽しみを取り上げることになるのですから。

 

もう一つの出展を辞めると企業イメージが悪くなるは。。

 

毎年出展している企業が急に出展を取りやめると良からぬ噂を立てられる可能性があります。

 

「あの企業は展示会に出る余裕も無くなったんじゃないか?」

 

みたいな感じですね。

 

現在の展示会のメイン顧客はリピート顧客です。

 

リピート顧客は業界の事を良く知っています。

 

そんなリピート顧客に良からぬ噂を立てられて自社ブランドを傷つけられてはたまりません。

 

そんな理由からとりあえず今年も出ておこうか、そんな経営者が多いのが実情です。

 

コロナがきっかけになって展示会も縮小されていく

今回のコロナで各企業が出店を取りやめたり規模を縮小しています。

 

展示会の形態上密になりやすいですもんね。

 

そして展示会に参加することに効果がない。。

 

そこに企業が気付けばコロナが収束しても展示会に再度参加することも無くなっていくかもしれません。

 

数百万円の出展料を広告費や商品開発費用に置き換える企業が増える可能性があります。

 

逆にイベント業者はコロナをきっかけに厳しい時代になりそうです。

 

企業のお金の振り分け方もコロナをきっかけに大きく変わりそうです。

 

では。