先進国と新興国の格差が縮小しない理由

こんにちは。

今回は先進国と新興国の格差が埋まらない理由を考えてみたいと思います。

 

私が投資を始めた10年ほど前には

■BRICs

(ブラジル、ロシア、インド、中国)

 

VISTA

(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)

 

などこれからは新興国が世界経済を引っ張っていくことが盛んに強調されていました。

 

しかし現在は。。

GAFAM

(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)

 

これ全部アメリカの企業ですよね。。

 

なぜ新興国が停滞しているのかについて考えてみます。

 

自前の技術が進化しない

戦後の日本はパナソニックやソニーなど海外の技術を参考にそこから独自に自前の製品を作って海外に売り込んでいきました。

そういった独自で発展していった企業があったからこそ日本は先進国の仲間入りをすることができたと思います。

 

しかし今の新興国にはそれがありません。

戦後の日本のような自前の技術を発展させにくい環境にあるということです。

 

どういうことかと言うと

自分は何もしなくても向こう(先進国)から最先端の商品やサービスがどんどん流入してくるのです

 

私の経験をいうと

私はタイで食品加工機械の販売をしていました。

 

いつも競合になるメーカーは

ヨーロッパ

アメリカ

中国

です。

 

タイに来た時にこんなに競合がたくさんいるのかと驚きました。

競合が多ければ多いほど客の立場としては有利ですよね。

 

客は価格交渉やサービス内容も比較検討できます。

こんなに購入の選択肢があればわざわざ自分で技術を開発して0から何かを作るという気にはならないんですよね。

 

先進国⇒サービスや商品を提供する側

新興国⇒サービスや商品を購入する側

この構図は変わりません。

 

新興国はなにを売るかと言うと「先進国から購入したサービスや商品を使って作った加工品」です。

例えば私の会社の例で言うと、日本のメーカーが作った食品加工機械を使ってエビフライや唐揚げをタイから日本やアメリカに輸出していました。

 

新興国の強みは人件費の安さです。

(近年タイ人の人件費も高騰したのが理由で工場内で働いているのはベトナムやミャンマーがほとんどでしたが。。)

 

しかし国が豊かになってくると人件費も上昇していきます。

人件費の上昇分が最終商品に上乗せされますから、商品自体の価格競争力も無くなっていきます。

 

そしてより人件費の安い国に仕事が流れていきます。

独自の技術を開発していないものですから後には何も残らないですよね。

 

今の新興国はこのジレンマに苦しんでいると感じます。

人件費を上げなければ国を成長させられないが人件費を上げると仕事が無くなる。

 

独自の技術開発は長い年月をかけてできるものです。

「これを使えばすぐにアナタの理想が叶うよ」

 

という先進国側の甘い誘いに乗ってしまって自らの発展機会を奪われていると思います。

まとめ

現在新興国の人口に対する若者の比率は先進国に比べて高いです。

しかし将来新興国でも高齢化が進みますからその時にその国に独自で発展する技術が無ければ地獄ですね。

 

これは個人にも当てはまることです。

若くて元気なうちは特別なスキルが無くても作業員として収入を得ることも簡単です。

 

つまり、一時間1000円などの時給型労働ですね。

 

しかし年齢を重ねて体力が無くなって行ったときに時給型労働の仕事は若い人材に奪われてしまいます。

自分にしかできないスキルを若い時から身に付けるようにしていかないと将来が危ないですね。

 

未来には「予想できること」と「予想出来ない事」の二種類存在します。

コロナは予想できないですね。。

 

でも今回のお話は予想できることです。

 

そしてすでに40代以上の早期退職者の募集が増えています。

このことに危機感を覚えると同時に自分が行動するきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

では。