仕事の納期がきつい時の対処方

こんにちは。

仕事で顧客からの納期がきつい時ってないですか?

「もっと短納期にして!」

営業なら一度は顧客から言われたことがあるんじゃないでしょうか?

通常の納期よりも短い納期にすることで発生する問題はたくさんあります。

コスト増、社内調整増、社外調整増、などなど。。いいことはありません。

今回はそんなきつい納期を言われないようにする対処法を考えていきたいと思います。

なぜ取引先はきつい納期を要求してくるのか?

取引先には見積もりを提案する時点で納期も合わせて説明しているのが普通ですね。

ではなぜ事前に納期の説明をしているにもかかわらずきつい納期(短納期)を要求してくるのでしょうか?

考えられる理由は3つです。

取引先の取引先が短納期を要求

私の経験でこんなことがありました。

私は機械のメーカーで営業をしているころ食品工場向けの大型加工機械の販売をしていました。

つまり私の顧客は食品工場になるわけです。

そして食品工場は大手コンビニや小売りなどから注文を受けるのでそれらが顧客になります。

私の会社にオーダーが来るのはこんな流れでした。

①コンビニが新商品の販売を検討(販売日は決まっている)

②⇒食品工場がコンビニへの納品日が決まる

③⇒食品工場の生産開始日が決まる

④⇒私の会社の機械の納品日が決まる

この流れから分かるようにいくら事前に自社の納期を伝えておいても意味は無いということです。

コンビニの新商品の販売日ですべてが決まりますからね。

それを私たちがコントロールすることはできません。

要は私の顧客である食品工場にも納期の決定権は無いということです。

正直このパターンは事前に防ぎようがありません。

このパターンのきつい納期要求が来た場合は社内にも丁寧に説明して理解を得る必要があります。

競合の方が納期が短い

自社が作っている商品とほぼ同じものを他社も作っている場合は金額と共に納期の比較もされがちです。

もし競合の方が短納期の場合自社の見積もり金額を下げて提案するのも一つです。

きつい納期にすることで余計な残業代が発生することもあります。

通常の納期を受け入れてもらえれば余計なコストはかかりませんから。

また競合と商品は似ていても自社商品を使うメリットを考えておくのはもちろんです。

自社商品のメリットと金額の合わせ技で納期の交渉をしましょう。

 

担当者の怠慢

顧客からすれば納期は短ければ短いほど良いですよね。

これもよくある話ですが、客先の担当者が発注を忘れていてギリギリで発注してくる。

その場合もちろんきつい納期を要求してきますよね。

でも相手は自分のミスと言ってくることは少ないと思います。

相手の担当者がしっかりスケジュールを管理して決済していれば防げることです。

一度だけの取引先ならまだしも継続して取引がある会社でそんないい加減な担当者がいれば困りますよね。

そんな場合の対処方法を説明します。

短納期にすることで発生するデメリットを相手目線で考える

担当者の怠慢でキツイ納期を要求される場合はこの方法が効果的です。

いい加減な担当者のほとんどは自分の事しか考えていません。

それを利用するのです。

つまり

「短納期にすることでアナタにこんなデメリットが発生しますよ。」

これを説明してあげればいいんです。

私もよくいい加減な担当者からきつい納期を要求されていました。

その時は成型機の型の依頼でした。

成型機の型は鋳型を使って作ります。

鋳型に金属を流し込んで型を制作します。

流し込んだ金属をゆっくり冷却させないと中に空気が入って不良品が発生するんです。

その担当者には「急いで作っても不良品が発生してその場合作り直しで倍の納期が必要になります。」

そう事前に伝えておくのです。

すると担当者もきつい納期で依頼すると自分に返ってくるデメリットを理解します。

このように自分の事しか考えていない人には相手が被るデメリットを分かりやすく説明してあげるのが一番効果的なんです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は仕事の納期がきつい時の対処法を解説しました。

もちろん事前に対策ができるものとできないものがあるのですが、事前に対策できるものだけでもしっかり対策していればそれだけでキツイ納期の案件も少なくなるはずです。

また普段からきつい納期の案件を減らすことができていれば防ぎようのない短納期の案件は社内の理解を容易に得ることができると思います。

では。